自分で作詞・作曲した楽曲の利用が認められず、ライブ中止を余儀なくされたとして、シンガーソングライター、のぶよしじゅんこさんら3人が、楽曲を管理していたJASRAC日本音楽著作権協会)を相手取り、慰謝料など損害賠償をもとめた訴訟の判決が4月16日、東京地裁であった。佐藤達文裁判長は、原告の請求を棄却する判決を下した。

オリジナル曲を利用できなかった

判決などによると、のぶよしさんは2016年5月、東京・八王子市にあったライブハウス「X.Y.Z.→A」でライブを開催するため、自分で作詞・作曲したオリジナル曲を含む12の楽曲の利用をJASRACに申し込んだ。

しかし、「X.Y.Z.→A」と間で、著作物の使用料相当額の清算ができていないとして、JASRACに利用申し込みの受付を拒否された。のぶよしさんは2018年ライブが開催できず、精神的苦痛を受けたとして、約220万円の支払いをもとめて提訴した。

使用料不払いのライブハウスとの関係性がポイント

主な争点になったのは、JASRACの許諾拒否に「正当な理由」があるかどうか。著作権管理事業法では、JASRACなどの著作権管理事業者は、「正当な理由」がなければ、取り扱っている著作物等の利用の許諾を拒んではならないとされている。

佐藤裁判長はまず、次のような判断枠組みを示した。

「『正当な理由』があるかどうかは、演奏者と店舗経営者の関係、その店舗における使用料相当額の清算状況、演奏者が演奏利用申し込みをした経緯、演奏の目的・営利性、その店舗が使用料相当額を支払っていないことについての演奏者の有無、代替する演奏機会の確保の困難性などを総合的に考慮して決すべきである」

つまり、のぶよしさんたちが、使用料を支払っていないライブハウス「X.Y.Z.→A」と関わりが深いかどうかが、ポイントになった。

「X.Y.Z.→A」は当時、著作権使用料の支払いをめぐって、JASRACと裁判で争っており、その経営に関わっていた1人が、ロックバンド爆風スランプ」のドラムで、ミュージシャンファンキー末吉さんだった。

佐藤裁判長は、のぶよしさんが、(1)「X.Y.Z.→A」のライブに20回以上出演していたこと、(2)夫が末吉さんと30回以上共演していたこと、(3)末吉さんとフェイスブック上の友人関係にあること、(4)「X.Y.Z.→A」が使用料相当額を支払っていないことを認識していたこと――を認定して、「正当な理由」があったといえると判断した。

のぶよしさん「非常に怒りを感じている」

この日の判決を受けて、のぶよしさんら原告3人は、東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開いた。判決に不服として、控訴する方向で検討していると明らかにした。

のぶよしさんは、判決について「ファンキー末吉さんは尊敬すべき大先輩の1人だ。お顔も存じている。あいさつくらいしたこともある。しかし、親しい間柄ではまったくない。そう散々説明したが、まったく認められなかった。非常に怒りを感じている」と批判した。

JASRACは、弁護士ドットコムニュースの取材に「今回の請求棄却の判決については、JASRACの主張が認められたものと受け止めています」とコメントした。  

JASRACの許諾拒否は「合法」、自作曲のライブできなかった音楽家が敗訴


(出典 news.nicovideo.jp)


<このニュースへのネットの反応>

もはや利用者だけでなく著作権者にとっても有害でしかないJASRAC


自分で作った曲なのにいちいち第三者に許可と使用料が必要って意味が分からないんですけど?音楽に著作権が無くなったも同然じゃん。


記事読む限り、今回の案件はファンキー末吉の身内扱いって点が妥当かどうかってところだと思うんだけど


JASRACに組したのだからそこのルールに従うのは当然だな つまり組したのが間違い


JASRACに与するメリットのほうが少ないんじゃないか?


そのうちJASRACに委託してない楽曲の使用許可もJASRACが勝手に出したり、委託してない曲の使用禁止をJASRACが命じてきたりしそう


音楽ってジャスラックのものなの?


JASRACにどこまで委託するか、取り分はどうか(特に包括契約分からの分け前とか)きっちり納得して委託すべき。分からないからと安易に丸投げすればこのような結果になる。漫画でもよく、電書化・アニメ化・実写化・ノベライズなど種々の権利が出版社との間で争いになる。著作権者も賢くならないとね。


音楽ヤクザと言われるのも分かるけどねぇ。自作の曲(JASRAC未登録)を店頭で流してたらJASRACに使用料払えと言われたとか、古典芸能(著作権切れ)の演目に対して楽曲使用料払えとか冗談のようなことが実際起こっているようだし。


せっかく名曲を生み出しても、誰にも演奏してもらえず、あまつさえ作曲者本人ですら演奏できないとは。著作権商売を見直したほうがいいかもね。


朱鴉氏 「無い」んじゃね


以前に訴訟になった小規模会社はJASRACと訴訟と営業は両立はできないって、泣き寝入り状態で清算して解散した。結局最高裁まで折れなきゃ、どこかで個人なんて示談してくるだろっていう形になってるから。いちいちJASRAC側は法律守るとかそういう気はないのよね


オリジナル曲だけでやればよかったんじゃね?


これ、他の会場でライブやるんだったら問題無く開催できてたんじゃねーの?「会場に問題があるから突っ撥ねた」のを「自身の曲でのライブを認められなかった」にすり替えて騒いでるようにしか見えん。JASRACに反旗を翻すのも良いけど、やり方を考えて法と民意を味方に付けないと自身の立場を危うくするだけだぞ。


カスラックと契約するのが悪い


いやこれ、ライブハウスが使用量未払いで、そこで演奏するのは駄目って言われただけじゃないの?、JASRACがカスなのは変わらんが、この事例の場合、そのライブハウスでなければ普通に演奏で来たんじゃね?


誰の権利守ってんだか


問題をすりかえて犯罪擁護は弁護士らしい記事


所詮は地裁の判決、控訴するみたいだしまだまだ頑張ってほしい


音楽はジャスラック様のモノだからな。作者だって例外じゃないんだよ